家全体が子育ての場

 

本当に最初から作る子ども部屋が必要でしょうか?

「住まいは子どものために」。住まいづくりの基本コンセプトです。子どものための住まいというのは、なにも立派な子ども部屋をつくることではありません。むしろ、個室は「子失」。子育ての場は、実は家中にあります。しかも勉強だけではなく、たくましい子どもに育つには得意分野に磨きをかけないといけません。

 ・庭で草花の成長と種類を学ぶ。 ・写生絵画を楽しむ。 ・工作物を作る。
 ・リビングで勉強をする。 ・ダイニングで勉強をする。
 ・キッチンで母の顔を見ながら勉強する。 ・兄弟で並んで遊ぶ。 
 ・廊下も書斎になる。 ・ママにもパパにも書斎がある。 ・小屋裏に籠もり集中する。

 

 

子育て中の家族にアンケートを取っても、子ども部屋は「無くても良い」と答える家族の方が、全体の中では多いほどです。

[東京都小金井市でのイベントにて調査]
アンケート回答のシールの色は
お母さん お父さん 子ども

①全体の55%の人が、子ども部屋は「必要ない」と答えています。
②この時のイベントでは、この後、3畳の部屋を展示して提案をしました。
③同じようなアンケートを出口でも調査したところ、ほとんどが「必要ない」でした。

 

 

子どもにとっては、家中が勉強場所になる。その1

「頭のよい子が育つ家」(日経BP/四十万靖・渡辺朗子)の本が売れてから、良く取り上げられています。子ども部屋で勉強するよりも、家中を勉強部屋にしてみましょう。

 ・親の顔が見え、作業を感じている場所で勉強すると、勉強への意欲が湧きます。
 ・ダイニングやキッチンで勉強する。
 ・アウトデッキで勉強する。

 

 

子どもにとっては、家中が勉強場所になる。その2

こんなところは勉強部屋にはならないと、思うようなところにも作ってみると良いでしょう。勉強机にして座ってみると、いつもとは違う目線で見ることができ、その違いが新しい感覚を呼び起こします。

 ・思いもよらない新しい場所は、子どもの創造性を引き出します。
 ・廊下や階段で勉強する。
 ・住宅の空間の活用性の幅も、これくらいの発想で提案を。

 

 

子どもにとっては、家中が勉強場所になる。その3

床に寝ころんでも、ちょっとしたテキスタイルで仕切っても、さまざまな姿勢が新しい勉強部屋を作ります。床におもちゃを拡げても、そこが勉強部屋です。究極の姿は、屋根裏のスペースにこもること。ここは邪魔されない世界です。

 ・モノを拡げて、最後に片付けることも人生の大事な勉強です。
 ・梁にテキスタイルをかけて、空間の違いを見せてあげましょう。
 ・小屋裏は、まさにおまけの空間です。

 

 

子どもにとっては、家中が勉強場所になる。その4

子どもが成長してゆく過程のいちばんの教科書は大人の勉強する姿です。特に両親が仕事で、もしくは趣味の世界で、ひとつの事に没頭している姿は子ども達の記憶にも深く刻まれているでしょう。場所の問題ではなく、しっかりと自分の世界を築き上げてください。

 ・細かい作業をし、たくさんの物を集める。我を忘れて浸る時間をつくりましょう。
 ・こどもは親の背中を見て、大人の振る舞いを見て育ちます。
 ・子どもと競い、子どもに自慢のできる趣味を持ち住まいに反映してみましょう。

 

 

“家全体が子育ての場”になる
「HABITA」で、家族のスタイルに合った自由な空間づくりを。