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2014年6月6日

コラム「日本の上足文化」

 

住まいは”巣”まい

「日本の上足文化」

玄関で靴を脱ぐと体が楽で、家の中が清潔です。白い足袋の女性が歩いても汚れない、それはすばらしいことです。畳を敷き詰めていることは言ってみれば、じゅうたんを部屋全体に敷き詰めていることです。

最新のニューヨークスタイルは、玄関で靴を脱ぎます。畳の代わりにシャギーカーペットで足を投げ出し、ごろんとなって寛ぐのが最新式。日本人は座布団を二つに折って枕としてごろんとやっている。千年以上こうしたスタイルを私たちはやってきた。これは、床が清潔だからできるのです。足にも楽で、上足文化のいいところです。

日本の家は文明の利器ではなく文化です。こうした研究を行うことが、文化のある住まいづくりにつながっていくと思います。

まず、日本の住文化を見直し、日本の古くからの文化、伝統をなくさずに継承していきたいと考えています。日本の住文化は世界にまれな発想ばかりです。玄関で靴を脱ぐ上足分かは健在です。この日本の住文化を進化させていけば、21世紀型の住宅として世界に誇れる住まいになると思います。『古く正しいことを新しい方法でやる』『温故知新』が大事でしょう。しかし、論語はこの後に『可以為師』(似て師と偽るべし)と続きます。つまり、温故知新ができれば、その人は師となれるわけです。それほど温故知新は大変なこと、難しいことです。HABITAはそれに挑戦し続けます。

(MISAWA・international 株式会社:社長 三澤 千代治)

 

[Weekly HABITA抜粋]

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2014年6月3日

コラム「森林浴のできる家」

 

住まいは”巣”まい

「森林浴のできる家」

“森林浴をすると抗がん力が上がる”との研究成果を、農林水産省系の独立行政法人森林総合研究所がまとめています。

実験の対象は東京都内の企業に勤める37〜55歳の男性会社員12人。高いストレスにさらされている人を選び、ブナ林と杉林に囲まれた地で3日間の散歩をして血液検査をし、普段の状態と比べたところ、がん細胞を破壊するナチュラルキラー(NK細胞の元気度を示すNK活性)が、2日目で平均26.5%、3日目で平均52.6%上がったことが解ったのです。また、血中のNK細胞の数や、NK細胞が出す抗タンパク質も増えていたことが判明。NK細胞の機能が高まれば、抗がん能力は高まると考えられていることから、同研究所では森林セラピー療法としての普及に取り組んでいます。

森林(針葉樹林)は、人間の体に良いガスを発生していると言われていて、これを「フィトンチッド効果」と言います。これまでは、森林が生きていく為に周りの生物を抑制させるガスとマイナスイオンが混ざり合って、人間の体に良い成分のガスに変化すると思われてきましたが、最近の科学により針葉樹の香りには、「アルファピネン」と言う香り成分物質が出ていることが解りました。その物質を人間が嗅ぐとリラックスすることが科学的に証明されたのです。

日本文化遺産である法隆寺改修工事の時に、檜(ヒノキ)を削った宮大工さんが、1000年以上も経っている建物なのに「檜の匂いがする。木はまだ生きている」と言った言葉は、まだ記憶に新しいことです。木は家となっても生き続けます。

木で家を建てても、壁やクロスで覆ってしまっては、木材から出ているせっかくの効果も届きません。私たちの生活で最も身近なものであり長い時間を過ごす住まいには、木の効果が十分に発揮され、実感できるつくりをオススメします。

(MISAWA・international 株式会社:社長 三澤 千代治)

 

[Weekly HABITA抜粋]

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2014年5月30日

A様邸 新築工事 −お家完成−

 

去年秋から始まったA様邸の新築工事、
今月、クロスなどの最終の内装工事を終え、
建物本体の工事が終了しました。

外構工事はまだ続きますが、
めでたくお家の引き渡しとなりました。
A様おめでとうございます!

※外構工事…建物本体以外の外部廻りの工事。
舗装工事、排水工事、造園植栽工事など。

 

●お家完成[2014年5月]
※写真はクリックすると拡大します。




 

A様 邸(和歌山市)
家族構成:親子・ワンちゃん

「北欧風ナチュラルな家」
北欧風やナチュラルな雰囲気がお好きな施主様こだわりのお家が完成しました。

●構造…木の柱や梁を内装側に見える(クロス等で覆わない)、「現し–あらわし–」と呼ばれる構造。家全体がやさしい木の香りでいっぱい、温もりがあふれます。
●屋根…HABITA新断熱システム「ニスクボード+ハイブリッドルーフ」を採用。


●玄関…北欧調の玄関ドア&テラコッタ風タイルの玄関周り。テラコッタの風合いが明るく柔らかい印象に。※テラコッタ…イタリア語で焼いた(cotta)土(terra)
●キッチン…無垢材のアイランドキッチン&周辺にはレンガ模様のクロスで暖かい雰囲気に。
●リビング・ダイニング…吹抜けで広々とした空間に南側からの明るい光が差し込みます。見上げると、解体したお家の梁を再利用した飾り梁がインテリアの一部になり、存在感を出しています。
●階段下ペットスペース…下にペットハウス、棚にはエサやおもちゃなどを収納できるワンちゃんのための空間。

●1階洋室…服、荷物、お布団まで大容量収納できるウォークインクローゼットあり。お家でもお仕事ができるようと小さな作業台を設置。
●1階洗面台…トイレ前廊下に設置。大きな鏡前で椅子に座ってゆっくり身支度ができます。
●1階バスルーム…脱衣室に洗濯機と物干ユニット竿を設置。雨の日の洗濯も困りません。
●1階2階トイレ…タンクレストイレで視界スッキリ。チェック柄のクロスでかわいい空間に。
●2階洋室…壁一面クローゼット収納。真ん中で仕切って2部屋にすることも可能。ロフトもあり。
●2階納戸…大容量の荷物を収納可。1階リビングを覗ける窓があります。
●2階水回りetc. …階段3段分上げたところにトイレ、洗面台、バルコニー。ロフトへのはしごもあり。

 

完成までの様子はこちら>>>
ご実家の解体ショールーム見学地鎮祭基礎工事①基礎工事②家の模型製作小屋梁の再利用祝!上棟内装工事①内装工事②内装工事③内装工事④内装工事⑤

 

その他、「らくねのいえ」施工事例紹介は、こちら!!


2014年5月26日

コラム「屋根をつくることが始まり」

 

住まいは”巣”まい

「屋根をつくることが始まり」

住まいを「巣まい」と古書に書かれていたように、人の住宅も動物の巣の延長線上にあることは間違いないことでしょう。でも、巣と住まいとの境もどこかにあります。例えば動物によって巣を作るものと作らないものとあります。さらに様々な動物が、それぞれ固有の巣を作ります。穴を掘って潜り込むものや、枝葉を集めて下に敷くもの、そしてバーのように立派に囲い込むもの。

人間に近いと言われるゴリラは、毎晩眠るために木の上に寝床を作ります。そして一度作った寝床を何日も使うことはないそうです。それでもその寝床がどれだけ快適なものか、ムツゴロウさんで有名な畑正憲先生は自分で実際に寝て体感しています。その意味では巣の原点は床にあり、穴を掘る巣も、囲っている巣も、床が延びてできあがったものだと考えることができます。

人間も同じように床から巣作りを始めたことは間違いがないでしょう。しかし人は能力た高く、単純な巣以上に地域の環境に適合する居住環境を作り上げました。そのポイントが屋根を作ったことです。屋根を作るという行為は、ひとつの単純な作業ではなく、柱を建てるにしても梁を掛けるにしても、次の工程を理解していいないとできないことです。ですから巣と住まいとの違いは、この屋根を掛けたことにあると考えても良いのです。家に関わる漢字に「かんむり」が多いのも、分かるような気がしてきます。

ちなみに前述のゴリラは、屋根にふさわしい立派な毛を背中に持っています。

(MISAWA・international 株式会社:社長 三澤 千代治)

 

[Weekly HABITA抜粋]

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2014年5月20日

コラム「間のこころ」

 

住まいは”巣”まい

「間のこころ」

『陰翳礼讃』(いんえいらいさん:谷崎潤一郎の随筆)の中に、次のような一説があります。「もし日本座敷をひとつの墨絵に喩えるなら、障子は墨色の最も淡い部分であり、床の間が最も濃い部分である」。

床の間を”日本独特の粋”として高く評価しています。私も、床の間こそ住まいのなかで、最も日本的な情緒を感じさせる空間だと考えます。一幅の掛け軸、香炉、花器、違い棚などが織りなす様式美は日本人ならではのものです。

子どもの頃ですが、谷崎氏がいう墨色の最も濃い空間には何かが潜んでいるように見えてしかたがなかったものです。半間の奥行きはさらに深く思え、近寄ることすらためらわれました。家の中にあった床の間は子ども心に特別な場所でした。

床の間は、もともと位の高い人や高貴な人が座る神聖な場所として位置づけられ、それが上座下座の発想に受け継がれました。また、床の間に向かって左右どちらに座るかにも意味があり、左大臣、右大臣の格付けがありました。

床の間の由来は、大家族の時代に家長が寝る所を床の間といい、大きな空間から仕切られていました。土間でなく藁を敷いていました。そのため殿の間でなく、床の間と書きます。その名残で現代でも床の間の畳は一般の畳と違い、表がざっくりした畳になっています。

日本家屋には空間の上下にも格付けがあります。長押、鴨居の上は神が住む神聖な場所で、神棚が置かれました。人は下に住みます。日本の住まいの空間には「けじめ」があり、日本の文化や伝統と結びついていたのです。

現代の日本の住まいからはこうした「けじめ」がほとんど失われています。上座下座の意識はうすらぎ、2階建て、3階建ての家では神棚の上に平気で人が暮らしています。来客を上座でもてなす作法、父親が上座に座る家も少なくなっています。

こうした家庭で育ち、社会に巣立った子どもたちに「長幼の序」を期待しても無理というものです。上司や教師など目上に対しての言葉遣いや態度にけじめがないのも、当然といえば当然です。床の間は神聖な場所でありながら、神棚とは違い、部屋の低い位置にあります。子どもは神棚には届きませんが、床の間には手が届きます。いたずらをしたければいくらでもできます。神聖な場所と教え、しつけることで、けじめを知っていき、身に付きます。

大人がまずけじめをもってと床の間に接することから始めてください。

(MISAWA・international 株式会社:社長 三澤 千代治)

 

[Weekly HABITA抜粋]

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2014年5月15日

コラム「長い庇(ひさし)」

 

住まいは”巣”まい

「長い庇(ひさし)」

現し工法(あらわし:柱や梁をクロス等で覆わずに内装側に見える構造)の家を雨や直射日光から守ってきたのが、大きく張り出した屋根です。日本は温暖な国とされていますが、多雨多湿の国です。雨が多く、温度が高いため緑が青々と生い茂り良質な木材も豊富に取れるのです。

多雨のうえに台風が日本には来襲します。この時の強風は雨を横から建物になぐりつけます。このためにも軒の出が必要で、風雨から家を守り耐用年数を向上させます。

古民家の特色は、雨水が躯体(くたい:建物の主要な構造体、骨組み)を濡らさないように、長い庇が揃うことで、街並みの効果にもなっています。庇に樋(とい:屋根を流れる雨水を受けて、地上や下水道に導くための溝形または筒状の装置)をつけるのは、壊れやすく手入れも大変なことから、古くは犬走りといい、土台の外に雨だれを受ける砂利をひき、樋をつけない方法もあります。

長い庇は、太陽が高い夏は西日がさしこみにくく、太陽が低い冬は部屋の奥まで日がさしこみます。長い庇は自然に同調したつくりです。したがって、庇の長い家は過ごしやすく上等とされています。

(MISAWA・international 株式会社:社長 三澤 千代治)

 

[Weekly HABITA抜粋]

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2014年5月12日

らくねカフェvol.35 体験イベント「筆ペン教室」を開催しました

 

“家族+みんなが集まる”家づくりを提案している当社では、
みんなが集まる空間+ライフスタイルの応援もできれば!と
当オフィスにて、「らくねカフェ」という名で、
さまざまなイベントの企画・開催も行っています。
ぜひお気軽にご参加ください!

 

〜らくねカフェ vol.35〜

体験イベント「月イチ・筆ペン教室」
お手持ちの筆ペンで、ご自身やご家族のお名前、
贈答用語を、それぞれのペースで練習していただきます。

時季によっては、暑中見舞いや年賀状、
字手紙なども取り入れています。
“字”を楽しみましょう♪

キッズスペースもありますので、
お子様連れの方もお気軽にご参加下さい。

過去の様子、その他のイベントの話しはこちら

 

いつもご参加いただいているNさん。
今日は子どもさんがNさんから離れずお膝の上に。
お友達がお休みでキッズスペースでひとりだったので
寂しかったのかな?(^^)

 

今後の日程はこちら。
目指せ!美文字!ご参加お待ちしております♪

 

「月イチ・筆ペン教室 @らくねカフェ」

<6月>
●日 時:2014年6月9日(月) 10:30~12:00

<7月>
●日 時:2014年7月14日(月) 10:30~12:00

<8月>
●日 時:2014年8月4日(月) 10:30~12:00

 

●定 員:10名
●参加費:1回1,000円
●場 所:HABITAらくね

●講 師:森下のりこ
親子で楽しめるイベントを数々発信されています。
「赤ちゃんと一緒に楽しむママのための教室」ブログ

●ご予約・お問い合わせ
森下 TEL:080-5323-2778
または下記までお気軽にお問い合わせください。

※ご予約後キャンセルされる場合は必ずご連絡ください。

 

★のりこ先生の「筆ペン教室」は、こちらでも開催しています。
ご都合に合った日程・場所をお探しください。

<和歌山市内>
ブックアベニュー 紀州屋さん
おしゃべり広場 ホッピングさん

<紀の川市内>
チャイとカレーのお店 ガネーシュさん

 

 

建築デザインこうむてん
HABITAらくね/ラクネコンストラクション

〒640-8482 和歌山市六十谷226-36 ニコ・B 2F
オフィスの地図はこちら>>>Google Maps
TEL:073-460-5946 E-mail:info@rakune.jp

※[営]10:00〜18:00 [休]第2・4土曜日、日曜、祝日
※オフィス不在で電話が繋がらない場合は、申し訳ございませんがメールでご連絡下さい。
※入口は南側です。1Fは別会社ですので、お間違えのないようにお気をつけ下さい。


2014年5月7日

コラム「木 火 土 金 水」

 

住まいは”巣”まい

「木 火 土 金 水」

日本人の愉しみは奥が深い。だから長続きします。なかでも茶道は、極めようとしても行き着くところがないほど、幅が広く奥が深い。露地入りから作庭にはじまって茶室のしつらい、さらには茶の作法、会話まで、それは日本の精神文化の集大成であり、総合芸術です。

「木 火 土 金 水」というのは、茶室のことです。
茶室には木材があり、炉の火があり、壁の土があり、炉の金属があり、そして茶をたてる水があります。

4畳半の小空間は日本建築の粋。縦70センチ前後、横65センチ前後の小さな出入口「にじり口」は、茶の湯を楽しむ異空間へ誘う絶妙の設計です。茶道具や床に飾る掛け物、花など、一つひとつに意味があり、思いがあります。亭主のお客をもてなす心意気が隅々にこめられた空間としつらいです。

茶の湯は「客をもてなす」遊び。公家、武家、そして庶民へと広まりました。客を待ち、客を迎える亭主の心いれと喜びを表現するしつらい、工夫が日本人の心にふれます。遊びが文化、芸術になるのです。これほど贅沢な遊びはありません。

現代、茶道は女性が多くたしなんでいますが、もともとは男性の芸事であり、仕事でした。高級な材料が茶室にもお茶の道具にも使われるようになりました。庶民が楽しむ道を開いたのが千利休です。千利休は道に転がっている茶碗、野に咲く名もなき花一輪までもお茶の作法にかなうことを示しました。これが庶民に広まってゆきました。

千家は400年の歴史があり、日本人の心に根付いています。世界に冠たる総合芸術です。

(MISAWA・international 株式会社:社長 三澤 千代治)

 

[Weekly HABITA抜粋]

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2014年4月30日

コラム「家族の会話とハーブで5月病予防」

 

住まいは”巣”まい

「家族の会話とハーブで5月病予防」

5月病は、入学や転職、転勤などの環境変化のため、当初は緊張していたものが、5月頃になるとその反動で、うつ的な症状をきたす状況を言います。専門医の間では、スチューデントアパシー(学生の無気力症)、サラリーマンアパシーシンドロームなどと言われます。

予防はストレスを溜めないこと、とはいっても、現代社会にストレスはつきものです。仕事のトラブル、異動や転職、過労、じつにたくさんのストレス要因に囲まれて暮らしています。そして、急な生活環境の変化にいくつものストレスが重なると、心と身体のバランスが崩れ、意欲低下・不眠・頭痛・めまいなどの症状があらわれてくるのです。

薬はなるだけ使いたくないという方には、ハーブがお勧めです。ハーブに含まれる成分は、過敏になった神経を鎮める、ふさぎこんだ気分を明るくする、といった効果が期待できるものがたくさんあります。お手軽なティーパックなどを利用して、食事やティータイムに、積極的に取り入れてみてはどうでしょう。

セントジョーンズワート(日本名:セイヨウオトギリソウ)は、ふさぎこんだ気分を明るくしてくれるハーブです。古代ギリシャの時代から「悪魔を祓うハーブ」として親しまれ、その効果は、軽〜中程度の抗うつ剤に匹敵するという研究報告もあります。セントジョーンズワートに含まれるヒペリシンが、脳内のセロトニンの量を調整することで、うつ症状が和らぐのではないかと言われています。そのほかにも、バレリアン、パッションフラワー、カモミールなどには、過敏になった神経を鎮める作用があるといわれています。

症状が重い場合は専門医の診断が必要ですが、一人で悩まず人と話をすることを考えたとき、一番身近な存在は家族です。家族の顔がいるも見える、気配を感じる、音が聞こえる、身近に感じる、いやでもこういう家の環境があれば愚痴を言ったり相談したり、おしゃべりで気分転換もできるでしょう。

症状は、1〜2カ月で和らいでくるようです。仕事や人間関係も、気持ちに余裕が出てくると、案外うまくいったりするものです。

(MISAWA・international 株式会社:社長 三澤 千代治)

 

[Weekly HABITA抜粋]

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2014年4月25日

コラム「身体を鍛える空間」

 

住まいは”巣”まい

「身体を鍛える空間」

日本では椅子の生活もだいぶ浸透しつつありますが、健康を考えたとき、どのような影響があるのでしょうか。

椅子の方が足腰の負担を軽減させるので良いという考えがあります。一方、古くからの日本の文化とも言える床座で、鍛えられる環境だからこそ健康維持に効果的という考え方もあります。

床座の生活では、移動する時にまず足腰に力を入れて立ち上がらなくてはなりません。かつての日本人は、否応なくその動作を1日に何回も繰り返していたので足腰が丈夫だったとも言われています。

考えてみれば、和室は掴まるものが極端に少ない空間です。このような空間は、ハイハイする赤ちゃにとって、脳の成長にも効果的とされていて良い空間と言えます。

赤ちゃんのハイハイの期間が短くなり、すぐに掴まり立ちをして歩き始めると、手で身体を支える習慣がなく四つん這いでの背骨の型値がきちんと完成されてないこともあります。

今は狭い部屋のどこにでもすぐに掴まれるものがあるという住宅事情も少なからず影響しています。何LDKという言葉が、家のものさしであるかのように、住宅において部屋の数が重要視されているようですが、部屋数はそれほどまでに重要なのでしょうか。

昔の家は、襖や障子の建具で仕切り、用途に応じて空間の伸縮が自由でした。細切れに壁で仕切った家では、空間に対して柔軟に対応することは難しいのです。家を考えるとき、部屋数よりも空間の広さや活用法で健康的に暮らせる家を目指すことも忘れてはならない大切なことです。

(MISAWA・international 株式会社:社長 三澤 千代治)

 

[Weekly HABITA抜粋]

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