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2013年6月25日

コラム「虫除けにもなるハーブ」

 

住まいは”巣”まい

「虫除けにもなるハーブ」


イタリア、フランスなどヨーロッパの都市に行くと、集合住宅のレジデンスはもとより、郊外の一戸建てを含めて、家々の窓辺が花で美しく彩られます。道行く人を楽しませてくれる欧州の人々の心優しさを感じさせてくれるといってよいでしょう。

ところが、よく観察すると、夏場などは白、赤、紫などの花をつけたゼラニウムが圧倒的に多いことに気がつきます。

草花に詳しい方ならご存知でしょうが、ハーブの一種であるゼラニウムは蚊が嫌う香りを発する植物です。つまり、窓辺にゼラニウムを植え、飾ることで蚊除けとなり、室内に蚊が侵入するのを防ぐことになるのです。網戸のないヨーロッパの住まいでは、ゼラニウムがその役目を果たすというわけです。

ゼラニウムの中でもとくに香りが強いとされるのがセインテッドゼラニウムという品種で、昔から香料を取るために栽培されていました。日本の園芸店では「カレンソウ」などとして販売されています。ローズに似た甘い香りが特徴です。

ゼラニウムの香りには、不安や気分の落ち込みを和らげ、精神を明るく高揚させる効果があり、アロマオイルでも人気があります。蚊にとっては不快な香りでも、人間にとっては心のバランスを保つのに欠かせない香りのひとつなのです。

ローズマリーも、触っただけでも手に香りがつくほど強い香りを持つのが特徴で、ポプリとして部屋に置いたり、束ねて窓辺に吊るしたりすると虫除けになります。屋外でバーベキューなどを楽しむときにもローズマリーは有効で、茎を周りに撒き散らしたり、乾燥茎の外皮をはがしたものを焚くと蚊や虫に悩まされずにすみます。

また、古来から防虫効果のあるハーブとして知られているのがラベンダー。とくに、衣類用防虫剤にその成分が含まれていることからもわかるように衣類につく虫が嫌う香りで、乾燥させて袋に詰めたものをタンスや衣装ケースなどに入れれば防虫剤としても活躍します。

蚊や虫の対策はしたいけれど殺虫剤などの化学薬品には頼りたくないという方は、虫除けに効果がある天然ハーブを暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。

[Weekly HABITA抜粋]

 

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