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2013年4月25日

コラム「子どもにやさしい木の家」

 

住まいは”巣”まい

「子どもにやさしい木の家」


子どものころは兄弟ゲンカが日課のようなものです。ときには派手な取っ組み合いのケンカもすることでしょう。

兄弟ゲンカは子どもの成長過程において重要な意味を持ちます。自分以外の人間とぶつかりあうことで、自分の思い通りにならないことがあること、他人の痛みを知ることなど、実に多くのことを学んでいきます。

しかし今、思う存分に取っ組み合いの兄弟ゲンカができる家がどれほどあるでしょうか。コンクリートの壁に囲まれた家では、例えば転んで頭をぶつければ下手をすれば大怪我をしてしまうため、兄弟ゲンカもままなりません。

子どもにとってやさしい家とはなにか—。
それはやはり気をはじめ土壁、ふすま、障子、畳という人にやさし建材を駆使した昔ながらの家です。穴が開いたりへこんだり、破けたりはしますが、子どもたちに怪我はさせません。人にやさしいことは住宅の重要な性能です。そのためにも、人にやさしい自然の素材を使った日本の住文化を忘れてはいけないのです。

今や、わんぱく坊主なる言葉は死語になってしまったようです。外で思い切り遊べる環境がないとか、塾やお稽古事で子ども自身が忙しいなどもありますが、実は家の構造や住環境にもその原因があると思うのです。

[Weekly HABITA抜粋]

 

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