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2013年3月22日

コラム「インプリンディング①」

 

住まいは”巣”まい

「インプリンティング①」


人間の能力、性格は幼児期に形成されるといわれます。動物の成長の初期のうち、ある特別な時期にその脳に一生涯残るような特殊な影響を与えることを「インプリンティング」(刷り込み学習)といいます。

ノーベル賞で有名なドイツの動物学者コンラッド・ローレンツ博士は、ハイイロガンのヒナは生まれて間もなく、自分の目に動くものを感じるとそれが親だと認識するという研究結果を発表しました。

ヒナ鳥は何かの手違いで最初に目にする動くものが違っていたとしても、それが親鳥だと信じて疑いません。つまり、ここで重要なのは、動くということであって、形や大きさ、色、ましてや相手が鳥であろうがなかろうが一切関係ないのです。

ローレンツ博士はハイイロガンのヒナをふ化させ、ついには自分が見事母親になることに成功します。博士の行くところ、どこへでもヒナたちがついてくる—。その姿は想像するだけでもユーモラスです。そして、責任感の強い博士は、自ら気の上から飛んで見せ、ヒナたちに飛び方を教え、立派に巣立たせたといいます。

人間の赤ちゃんにとっては、親の行動だけでなく、住まいの環境もインプリンティングされます。

[Weekly HABITA抜粋]

 

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