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2013年3月4日

コラム「エリートは大家族で育つ」

 

住まいは”巣”まい

「エリートは大家族で育つ」

大家族が昔とはまったく別な角度から見直されている。核家族制度は、戦後アメリカからやってきたもののように言われているが、アメリカでも上流の家族はバラバラではなく三世代同居の例が多い。アメリカ社会の中で、いわゆる上級、上層部を形成するワスプと呼ばれる階級の家庭は、三世代同居が主流を占めている。

ここに生まれ育った子どもたちは、生まれながら一族の血を受け継ぐ。男の子は父親と祖父から徹底した教育を、女の子は母親と祖母から将来よき花嫁になるためのしつけを受けて育つのである。

世界的に見ても、政治、経済、文化の分野では活躍している人には大家族が多い。ここまでのエリートでなくても、知恵や文化の伝承は、親から子、子から子孫へと受け継がれていくのが自然である。

やはり身近な人生の先輩から、その時々の生きた知恵を学ぶことがより自然なことだ。同居する祖父母から子どもたちが受ける影響は大きい。先輩のアドバイスや解決法を伝授されるだけでなく、老いという現実を身近に見て感じることは、違った意味でプラスになるはずである。

それぞれの世代が互いの世代の背後にある文化を吸収し合うことが、結果として多世代で光津する社会を豊かにしていくことにつながるだろう。

[Weekly HABITA抜粋]

 

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