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2013年1月25日

コラム「正しい間取り」

 

住まいは”巣”まい

「正しい間取り」


家を建てる時に、昔の人は家相を気にします。若い方も気にする人はいると思いますが、家相をきちんと理解してしっかりと考えられている間取りは、昔ほどではなくなりました。

乾方向(北西)に面した乾玄関と、巽方向(東南)に面した巽玄関の家は、幸せになると言われていますが、これはこの方角に玄関を持つ家には日当りの悪い部屋ができないということからです。日当りの良さが家族の健康にも良いとされ、「幸せになる」と言い伝わったのでしょう。逆に鬼門と呼ばれる方向に玄関あると、日陰の部屋が多くできてしまうため、家族に病人が出やすくなり、「不幸になる」と言うのです。

また、北側の台所は良いと言いますが、これは冷蔵庫のない時代、日の当たるところに食料を置くと腐りやすかったためで、現代はこの位置にこだわる必要はありません。北向きの勉強部屋が良いと言うのも、勉強するには、ぽかぽかと陽の差すあたたかい部屋より、少し寒いくらいのほうが集中できるからです。書物が日に焼けることもありません。

家相とは、家族の健康を願う、生活の知恵からうまれたものだったのです。日当たりが悪ければ、心も体も病気になりがちです。正しい間取りとは、日当たりがよく、子どもたちがすくすくと健康に育ってゆける環境があることです。家相の根拠をしっかりと理解すれば、おのずと良い間取り、正しい設計ができるでしょう。自分たちの要望を取り入れるのは、この基本的なことを踏まえてからです。

住まいは、幸せに暮らすため、子どものためにつくるものなのですから。

[Weekly HABITA抜粋]

 

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